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第一章---No,4

食事の間私達は緊張と、話の盛り上がりにお互いの間に存在する距離と相手の話を心の手前で受け止め、決して心に感じないようにと努力している不思議な時間が過ぎていた。

心から話しをするものの、相手をまともに見ようとしない努力・・・

お互いがお互いの心の傷を自身で守る時間・・・・

「Rinka,終電は何時ですか?」

「11:30」

「じゃーそろそろ駅まで行きましょうか?」

「そうね、時間ね」

私達はお勘定をするため、女将さんを呼んだ。

彼はカードを差し出した。慣れた手つきで・・・

「ご馳走様でした、とても美味しかったは、次回はご馳走しますね」

「何時?」

「・・・・・・・」

「僕の連絡先を教えます、宜しければ連絡ください」

「ええ」

彼の自宅とメールアドレスをいただき、私達は店を出て、駅に向かい歩き始めた。

「貴方の事を少し話していただけますか?」
と私は言葉を出した。

「僕は、●●大学で教授職に就いています。哲学者です」

「そうですか」

「Rinkaは?」

「私は●●の管理職に就いております」

「子供さんは?」

「僕には2人の子供が居ます」

「私は1人、男の子です」

「僕の子供も男2人」

どこまで、相手の事を知りたいのか?
どこまでなら安全か?

微妙な距離を保ちつつ話しは続いた。

「日本と言う国は住みにくいでしょ? 日本人の私はいつも幼い頃から其の用に感じて参りました」

彼は笑った

「Rinkaは不思議な女性ですね、話すことも、態度も、日本人じゃないみたい、心に日本人とは異なる異文化が存在するようです」

「そうかしら? 普通に人間としてどうあるべきか、人間としての真実とはと幼い頃から考え、選択し、行動しているだけよ」

「人間としてどうあるべきか・・・・」

「常識を身につけ、生きることは簡単で楽、それが日本の社会の姿よ、其れも大切な要素ではあるけれど、私は退屈でならないの、心から話す人が少なく、何も感じない疲れる社会、そう感じない?」

「YES! Rinkaは日本では生きる事が難しいね」

「貴方もでしょ?」

「YES!」

私は幼い頃からプロテスタントの教会に日曜日にはいつも家族と礼拝する家庭に育った、牧師はスウェーデンの宣教師であり、何時も海外の人たちが居る環境だった、父は政府の人間、母は教育者、祖父は宮内庁の人間、で、家庭教育も、真、正義、心から生きる、ことが基本にあった。

異文化と言うよりは、人間として母や父は私達子供に接し育てられた、だから、幼い3歳の頃には、正義と言うものに対して考えた。

其の事を私が話し終わると、彼はこう話しはじめた。



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